Sat.

初めての坐繰り


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生まれて初めて、繭玉から糸をひきました。

「坐繰り(ざぐり)」といいます。

繭玉を煮て、歯ブラシでこすって糸端を探し出して、
ひとつにまとめて巻いて行きます。

写真では見えませんが、左側に集まっている繭から
1本ずつ糸が出ていて、上に引き上げ、
かせあげ機に巻き取っています。


    DSC05862.jpg


できた糸がこちらです。


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画像としてはいつもとあまり変わりませんが、
初めての自分でひいた座繰り糸。

うれしくて、さわったり眺めたりしてニヤニヤしています。

長さは1200mぐらいあります。

細いところや太いところがあったり、
糸継ぎがうまく行かず、絡まってしまったところがあったりで、
本番用には使えそうもありませんが、
ぜひこの糸で織ってみたいです。

いつかは自分でひいた座繰り糸と
自分で作った真綿で紡いだ手紡ぎ糸を使って
ストールを織るのが夢です。







20:43 | 紡ぐ | comments (0) | edit | page top↑
Sun.

糸に糊付け


昨日今日と真綿で糸を紡いだり、
紡いだ糸に糊付けしたりしています。

真綿は「綿」という字が入っていますが、シルクです。

繭を煮て、綿の状態にしたものです。


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最近のやり方は、紡いだ糸のボビンから
直接糊付けする方法です。

ボビンに糸を巻いたままにしておくと、次の糸紡ぎができないので、
がんばって糊付けしてみました。

本当は糊付けはお天気のいい乾燥した日にして、
サッと乾かしたいところですが、
今マンションの大規模修繕中でベランダが使えません。

そこで、洗面所に布団乾燥機を持ち込んで、風を当てることにしました。

扇風機でもいいのでしょうが、今扇風機が家にありません・・(^^#)


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でも思惑通り、短時間でほぼ乾いてくれました。

ピンクはコチニール、
緑がかったグレーの方は、たぶん丁字(クローブ)だったと思います。

太さはピンクが250デニール、グレーは220デニールほどでした。

デニールは数が多いほど太くなります。

どおりで、グレーの方は糊付け中に何度も糸が切れました。

細かったんですね、(^^;)







12:15 | 紡ぐ | comments (0) | edit | page top↑
Fri.

久々の糸紡ぎ

久しぶりに真綿の糸紡ぎを始めました。


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私のシルクのストールには必ず手紡ぎ糸を入れていますが、
そんなにたくさんの量を使うわけではないので、
最近は今まで紡ぎためた糸を使っていました。

ただ、緑色の手紡ぎ糸がなかったので、
きのう、真綿を緑色に染めました。


    DSC05647a.jpg


エンジュで黄色に染めた後、クチナシブルーで染め重ねました。

写真は、左がエンジュで染めたもの、
右がその上にクチナシブルーで染め重ねた真綿です。

エンジュは漢字では 「槐」 と書きます。

マメ科の落葉高木、だそうです。

染色に使うのは、小さなつぼみを乾燥させたものです。

見ているだけでうきうきしてきそうな、
とてもきれいな黄色が染まります。





16:03 | 紡ぐ | comments (0) | edit | page top↑
Sat.

糊付け、成功です





2月も半ば、空気はまだ冷たいものの、
日差しには春の気配が感じられるようになってきました。

しばらくの間、植木をじっくり見る間もありませんでしたが、
気がつくと、クリスマスローズのつぼみがこんなにふくらんでいました。

1年間ほとんど手入れをしなかったので、今年は花数が少なそう。

ほかのものも、だめになってしまったものも何鉢かあり、
この春は少しベランダが寂しそうです。


*****


先日の一本糊付け、うまくいきました。


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写真ではあまりよくわかりませんが、
上に乗っている黄色いほうの糸が糊付けした方。

1本づつぱらっとした感じ、おわかりいただけるでしょうか?

自分で工夫して道具を作るの、大好きです!(笑)






14:54 | 紡ぐ | comments (0) | edit | page top↑
Thu.

糸紡ぎの日

夏の展示会が終わったので、
そろそろ秋冬ものの制作にとりかからなければなりませんが、
カシミアに入る前にもう少しシルクを織ろうと思います。

手紡ぎ糸の在庫が少なくなってきたので、
きょうは久しぶりに糸紡ぎをしています。


こちらは、紡いだ糸をかせあげしたところ。

かせあげしつつ、糸の長さを確認します。

一周、1.3mで、465回巻いたので、約600mです。


       DSC039720001.jpg


そして、重さを量ります。


       DSC039730002.jpg


糸の長さと重さから、太さを計算して、かせ糸にタグをつけておきます。


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今回は、長さ 約600m、重さ 21.8g でしたので、
太さは 27.5番手、327デニールとなります。

こうして太さを書いておくと、あとで残った糸の重さを量ると、
だいたいの糸の長さがわかって便利です。

このあと、糸に糊付けをすると使えるようになります。


きょうはこのあと、菜の花で染めた真綿と、
ヤシャブシで染めた真綿を紡ぎながら、
次に機にかけるストールの計画を立てようと思います。







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