05.21.2017
サンプル織り
久しぶりにサンプル織りをしてみました。

経糸の残りの短い糸を使ったので、
マスキングテープでベタベタと押さえました。
細い糸だし、本数も結構あるので、糸綜絖をかけました。
久しぶりだったので、糸綜絖、あまり上手にかけられませんでしたが、
あるのとないのでは大違い!
できたサンプルはこちらです。

出来上がってみると、わざわざサンプル作ることもなかったなあ、
という感じですが、
時々、無性にサンプル織りをしたくなることがあります。(笑)
このサンプル織りは、ビーズ織り機ですが、
もう一つ、おもちゃの織り機を購入してみました。

A4サイズぐらいの大きさで、
糸を少し長く張ることもできます。
さて、どのように使いましょうか・・・
03.26.2017
白い布を織る
雨の日曜日、白い麻の布を織っています。

5mに整経した麻糸を、初めから終わりまで、
ひたすらまっすぐに織っています。
色やデザインや長さにとらわれずに、
ただ織ることってあまりないので、すごく新鮮な気分。
「織っている時は無心になっているの?」と聞かれることがありますが、
きょうは本当にそんな感じです。
晴れた日に窓の外の光を感じながら織るのが好きですが、
雨の音を聞きながら織るのも、とても心地よいです。
さて、なにを作るために織っているのかというと、
「麻のハンカチーフ」 です。
最近はタオルハンカチに押されて、
木綿のハンカチーフでさえ持つことが少なくなっています。
洗面所にはペーパータオルや乾燥機があるし、
ハンカチーフなんてめっきり出番が無くなってしまいました。
でも、これから暑い季節になって、
真っ白な麻のハンカチーフで汗を拭うなんて、
ちょっとすてきじゃないですか?
そんな情景を想像しながら、真っ白な麻の布を織っています。
「4月の三人展」でお見せする予定です。
お楽しみに・・・
02.19.2017
真綿のストール
春一番も吹き、陽ざしが春めいてきました。
今織っているのは、こんな春らしい色の1枚です。

真綿(絹)の手紡ぎ糸を使ったストール。
「綿」という字が入っているので、
コットンかと思われる方もいらっしゃいますが、シルクです。
繭玉を煮て綿状にしたものを真綿といいます。
ここしばらく真綿の手紡ぎ糸は脇役でしたが、
今年は主役にしてみようかと思って使ってみました。
経糸はカシミアシルク、緯糸に真綿手紡ぎ糸を入れています。
緯糸は手紡ぎの糸と、糸屋さんで購入した「手引き真綿」の糸を2本取りにしています。
まぎらわしいですが、
手紡ぎ糸は、私が真綿から紡毛機で紡いだ糸、
手引き真綿は、中国で職人さんが手でひいて作られた糸です。
手引き真綿はほとんど撚りがかかっていないので、
染める時などに扱いを間違えると、繊維が絡んでしまって、
糸を引き出せなくなってしまいます。
ピンクの糸はずいぶん前に「すおう」で染めました。
とてもきれいで濃い色に染まるのですが、
水や光に耐性がないので、ちょっと心配です。
家の中に大事にしまっておくものなら問題ないのかもしれませんが、
ストールは日の光にさらされるし、お洗濯もしなくてはなりません。
雨や汗でぬれたものが服に染みてしまっても困ります。
ですので、今回のストールは仕上げで少ししっかり洗ってみて、
どうなるかみるつもりです。
もしかしたら、きれいな色がなくなってしまって、
アララ・・ということになってしまうかも(^^;)
乞うご期待!
今織っているのは、こんな春らしい色の1枚です。

真綿(絹)の手紡ぎ糸を使ったストール。
「綿」という字が入っているので、
コットンかと思われる方もいらっしゃいますが、シルクです。
繭玉を煮て綿状にしたものを真綿といいます。
ここしばらく真綿の手紡ぎ糸は脇役でしたが、
今年は主役にしてみようかと思って使ってみました。
経糸はカシミアシルク、緯糸に真綿手紡ぎ糸を入れています。
緯糸は手紡ぎの糸と、糸屋さんで購入した「手引き真綿」の糸を2本取りにしています。
まぎらわしいですが、
手紡ぎ糸は、私が真綿から紡毛機で紡いだ糸、
手引き真綿は、中国で職人さんが手でひいて作られた糸です。
手引き真綿はほとんど撚りがかかっていないので、
染める時などに扱いを間違えると、繊維が絡んでしまって、
糸を引き出せなくなってしまいます。
ピンクの糸はずいぶん前に「すおう」で染めました。
とてもきれいで濃い色に染まるのですが、
水や光に耐性がないので、ちょっと心配です。
家の中に大事にしまっておくものなら問題ないのかもしれませんが、
ストールは日の光にさらされるし、お洗濯もしなくてはなりません。
雨や汗でぬれたものが服に染みてしまっても困ります。
ですので、今回のストールは仕上げで少ししっかり洗ってみて、
どうなるかみるつもりです。
もしかしたら、きれいな色がなくなってしまって、
アララ・・ということになってしまうかも(^^;)
乞うご期待!
01.25.2017
試作
いろいろと悩んでいましたが、
やっと手を動かし出しました。
細いシルクの糸を使った透明感のあるストールもいいけど、
もう少し実用性のあるものも作りたいと思い、
試作を始めてみました。

画像はいつもと同じですが(笑)、
カシミアシルクの経糸に、
真綿の手紡ぎ糸を入れています。
カシミアシルクのストールは薄くてやわらかく、最近人気ですが、
使って行くうちに、カシミア感が増してきて、
かなりモコモコした感じになってきます。
それはそれで、より暖かくなって、真冬でも使えていいのですが、
春夏用にもう少しシルクよりのものを作りたいなと思っていました。
今回は紡いであった糸を使っていますが、
そろそろ少し真綿を紡ごうと思って紡毛機を回したところ、
壊れました・・・・・(ーー#)
もう10年以上も使っているので、メンテナンスも必要ですね。
今年は少し原点に戻って、
糸作りや染めとじっくりと向き合いたいと思います。
異素材の組み合わせや。
今までと違う織り方にも挑戦してみたいです。
やっと作りたい物が見えてきたので、
これからは手が動きそうです。
長かった〜〜〜(^^;)
10.31.2016
カシミアシルクのストール
09.14.2016
房づくり
織ることばかりに一生懸命になっていると、
仕上げをしないままどんどんたまっていきます。
仕上げは洗って縮絨(しゅくじゅう)しますが、
その前にまず房を作らなければなりません。

使う道具は、はさみ、目打ち、洗濯バサミ、スプレーボトル。
目打ちを使って糸をより分け、5〜6本ずつの糸束を2つ持ちます。
そこに水をスプレーして湿らせてから、まず一束に撚りをかけて
先端を洗濯バサミで抑えておきます。
2束目にも撚りをかけたら、2束一緒にもって、逆方向に撚りをかけます。
カシミアの場合は縮絨が終わったら房は切りそろえますが、
ここでは仮止めに片結びしておきます。
撚りが甘いと、最後のほうがゆるんでしまうので要注意。
シーズン初めで慣れていないときれいにいかないことがあります。
ストール1枚で50〜60本の房をつくるので、
ためると結構な時間がかかってしまいます。
少しずつ地道に作業しなければなりません。
08.27.2016
スローペース
相変わらずスローペースが続いています(^^#)
高機では赤のカシミアシルク、
ベビーウルフにはグレーと白の網代織りがかかっています。

カシミアシルクは、赤といっても濃いローズピンク。
カシミアとシルクの糸が1本ずつ撚られている糸なので、
素材の違いで微妙に色が混ざった感じ。
仕上げたあとにこの感じがどう出るのか楽しみです。

こちらの網代織りは、自分の中では定番と思っているのですが、
結構神経を使って集中力がいるので、なかなか織り進めません。
でも今は飽きたら無地のカシミアシルクを織れるので、
気分的にちょっと楽です。
以前はいやでもひとつを仕上げないと次の糸がかけられなかったので・・
でもその分、仕上げまでのペースが遅くなっている気もしますが・・・
08.21.2016
整経
暑い日が続いていますが、
みなさまお変わりなくおすごしでしょうか?
午前中に、カシミアシルクの赤い糸を整経しました。

この色、昨年から気になっていた色で、
珍しく赤一色の無地の大判のストールを作っています。
整経の時は糸の本数を数えるのにボタンを使っています。
もう何年もこのやり方です。
数本の糸をまとめて1往復したら、
黒いボタンを1個左から右の缶に移します。
黒いボタンが10個になったら、
グレーの大きいボタンを1個右側に移します。
これで途中で中座しても間違える事はありません。
たまに他の事を考えていて、ボタンを移したかどうか
わからなくなることがありますが・・・(^^;)
置いてある紙は糸の必要量を出すための計算書。

パソコンに原本を入れてあり、
緑色の場所にサイズや密度などを入れると、
自動計算するようにしてあります。
木枠に巻き取るときの回数や、
整経で何往復すればいいかも瞬時に出ます。
いちいち計算しなくていいので、とても便利ですよ。
06.24.2016
久しぶりのシルクストール
05.28.2016
サンプル織り
新しい織機の試し織りがてら、
ずっと織りたかったカラーサンプルを織っています。
経糸はこんな色!
中には変な色になってしまうところもありますが、
意外にすてきな色が出てきたりもして、おもしろいです。
オーダーをいただくときの色見本にもなります。
普段はテレビを見るときの膝掛けかな・・?