07.08.2012
音楽について、ちょっと・・・

梅雨らしく、どんよりとして湿度の高い日曜日ですが、
今朝はゆっくり起きて、おいしい自家焙煎コーヒーを飲みながら、
大好きな「KONISHIKI」さんのハワイアンのアルバムを聴いています。
きょうは私の中の「音楽」について書いてみたくなりました。
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実は私、子供のころ(それも小学生のころ)から、ハワイアンが大好きでした。
もちろん、そのころブームだった元祖御三家(西郷輝彦ファンです)や
元祖ジャニーズ(あおい輝彦ファンです)、グループサウンズも大好きで、
ビートルズや、カーペンターズ、サイモンとガーファンクルなんかも好きでしたが、
心の深いところでは、「本当はハワイアンが好き!」と思っていました。
父がピアノの調律師だったので、小さい頃子らピアノを習っていたり、
家の中で父がクラシックを聞いていたこともあり、
なんとなく、私は音楽が好きで、クラシックが好きなんだと思い込んでいました。
ですから、高校の選択科目は音楽を、大学のサークルはオーケストラを
迷うことなく選びました。
でもオーケストラのサークルの中で、
みんなが熱くクラシックのことを語っているのを聞いて、
いつも違和感を覚えていました。
私の中での音楽は生活の中心ではなく、背景でしかないという思いが強く、
結局、サークルも途中でやめてしまいました。
その後も、クラシックや、いろいろな音楽を聴きましたが、
一番落ち着くのは、ふと聞こえてくるハワイアンでした。
若い頃は、なぜか「ハワイアンが好き」というのが恥ずかしくて、
自分の気持ちさえ偽っていましたが、
今は、「ハワイアンが好きだなあ」と心の底から思います。
それでも、私の生活の中では、音楽はバックグラウンド。
音楽よりも好きなものがあることを本当に納得したのは、
割と最近のことでした。
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自分の中で、本当は好きじゃないのに、好きだと思っていたり、
本当は好きなのに、なぜか「好き」と言えなかったりすることやものが
けっこうあったりします。
次に織るものを考えるときも、
人の作品を見て、あんなのが織れたらいいなあと感じるときも、
それが本当に自分のつくりたいものなのか自問自答してみると、
意外に、私がつくりたいものは違うなと思うことがあります。
これから織りをしていく上でも、自分の気持ちに正直に、
自分のつくりたいもの、使いたいものをよく吟味してつくっていこうと
改めて思いました。
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