06.01.2016
絹の話
昨日、横浜のシルク博物館で行われた
下村撚糸さんのワークショップに行ってきました。
シルクの世界では超有名人。
色々なイベントで何度かお見かけしているし、
お話も聞いていたのですが、
もう一度確認したいところや、見てみたい技があって、
半年に一度のワークショップへ行ってきました。
無料で誰でも参加できるのですが、
思いの外盛況で、14、5人の人たちが参加していました。
中には著名な作家さんもいたりして、
とても刺激を受けて帰ってきました。
お昼は大桟橋やベイブリッジが見える小さなレストランで
海の風を感じながら一人ランチ。
充実した一日となりました。(^^)
06.05.2016
糸に糊付け
昨日今日と真綿で糸を紡いだり、
紡いだ糸に糊付けしたりしています。
真綿は「綿」という字が入っていますが、シルクです。
繭を煮て、綿の状態にしたものです。

最近のやり方は、紡いだ糸のボビンから
直接糊付けする方法です。
ボビンに糸を巻いたままにしておくと、次の糸紡ぎができないので、
がんばって糊付けしてみました。
本当は糊付けはお天気のいい乾燥した日にして、
サッと乾かしたいところですが、
今マンションの大規模修繕中でベランダが使えません。
そこで、洗面所に布団乾燥機を持ち込んで、風を当てることにしました。
扇風機でもいいのでしょうが、今扇風機が家にありません・・(^^#)

でも思惑通り、短時間でほぼ乾いてくれました。
ピンクはコチニール、
緑がかったグレーの方は、たぶん丁字(クローブ)だったと思います。
太さはピンクが250デニール、グレーは220デニールほどでした。
デニールは数が多いほど太くなります。
どおりで、グレーの方は糊付け中に何度も糸が切れました。
細かったんですね、(^^;)
06.11.2016
初めての坐繰り

生まれて初めて、繭玉から糸をひきました。
「坐繰り(ざぐり)」といいます。
繭玉を煮て、歯ブラシでこすって糸端を探し出して、
ひとつにまとめて巻いて行きます。
写真では見えませんが、左側に集まっている繭から
1本ずつ糸が出ていて、上に引き上げ、
かせあげ機に巻き取っています。

できた糸がこちらです。

画像としてはいつもとあまり変わりませんが、
初めての自分でひいた座繰り糸。
うれしくて、さわったり眺めたりしてニヤニヤしています。
長さは1200mぐらいあります。
細いところや太いところがあったり、
糸継ぎがうまく行かず、絡まってしまったところがあったりで、
本番用には使えそうもありませんが、
ぜひこの糸で織ってみたいです。
いつかは自分でひいた座繰り糸と
自分で作った真綿で紡いだ手紡ぎ糸を使って
ストールを織るのが夢です。
06.24.2016
久しぶりのシルクストール
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