Wed.

房づくり


織ることばかりに一生懸命になっていると、
仕上げをしないままどんどんたまっていきます。

仕上げは洗って縮絨(しゅくじゅう)しますが、
その前にまず房を作らなければなりません。





使う道具は、はさみ、目打ち、洗濯バサミ、スプレーボトル。

目打ちを使って糸をより分け、5〜6本ずつの糸束を2つ持ちます。

そこに水をスプレーして湿らせてから、まず一束に撚りをかけて
先端を洗濯バサミで抑えておきます。

2束目にも撚りをかけたら、2束一緒にもって、逆方向に撚りをかけます。

カシミアの場合は縮絨が終わったら房は切りそろえますが、
ここでは仮止めに片結びしておきます。

撚りが甘いと、最後のほうがゆるんでしまうので要注意。

シーズン初めで慣れていないときれいにいかないことがあります。

ストール1枚で50〜60本の房をつくるので、
ためると結構な時間がかかってしまいます。

少しずつ地道に作業しなければなりません。





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