09.14.2016
房づくり
織ることばかりに一生懸命になっていると、
仕上げをしないままどんどんたまっていきます。
仕上げは洗って縮絨(しゅくじゅう)しますが、
その前にまず房を作らなければなりません。

使う道具は、はさみ、目打ち、洗濯バサミ、スプレーボトル。
目打ちを使って糸をより分け、5〜6本ずつの糸束を2つ持ちます。
そこに水をスプレーして湿らせてから、まず一束に撚りをかけて
先端を洗濯バサミで抑えておきます。
2束目にも撚りをかけたら、2束一緒にもって、逆方向に撚りをかけます。
カシミアの場合は縮絨が終わったら房は切りそろえますが、
ここでは仮止めに片結びしておきます。
撚りが甘いと、最後のほうがゆるんでしまうので要注意。
シーズン初めで慣れていないときれいにいかないことがあります。
ストール1枚で50〜60本の房をつくるので、
ためると結構な時間がかかってしまいます。
少しずつ地道に作業しなければなりません。
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