07.07.2017
新しいこと
きのうは10月に予定している、6人のグループ展の打ち合わせでした。
午前中は、スタジオを借りてDM用の写真撮影をしました。
撮影スタジオを使うなんて初めての体験で、
6人でワイワイと楽しく撮影することができました。
自分のストールも撮りたかったのですが、準備不足で、
1枚だけ撮ってみました。

こんなすてきな窓辺があったり、
漆喰の壁や、レンガの壁、おしゃれなドアなどがあって、
次回はぜひもっと時間を取って、撮影大会をしたくなりました。
午後は、南青山の「ギャラリー パレット」さんで打ち合わせ。
10月の展示会では、生まれて初めてのワークショップを
させていただくことになりました。
勝手がわからず、ちょっとドキドキです。
新しいことを始めるときは、いつも不安でいっぱいですが、
回数を重ねると、必ず上手になってくるので、
思い切って「はじめの一歩」を出してみることにします。
どのような形にするか、試行錯誤中ですが、
織りの楽しさを体験していただけるとうれしいです。
改めて告知いたしますので、
ご興味がある方は、ぜひ体験してみてください。
07.14.2017
糊付け
自分で真綿を紡いだ絹糸に糊をつけました。

以前はかせにした糸に糊の液を揉み込む方法でしたが、
今は、糸を糊の入ったカップを通してカセ繰り機に巻き取っていきます。
こうすることで、糸にまんべんなく糊がつき、
乾いたときに糸同士がくっついてしまうこともないので、
あとの作業がとても楽になりました。
かせごと糊をつけていたときは、乾きも遅いし、
糸を1本ずつはがすときに、
切れたり、毛羽立ったりして、かなりなストレスでした。

使っている道具は、キッチンにあるものばかりです。
息子が小学生のときにどこかで絵付けした、
捨てるに捨てられないマグカップに、
箸置きの輪を5個重ねて入れて糊液をたっぷりと注ぎ、
一番下の輪に糸を通します。
このカップより大きいと輪が動いてひっくり返ってしまうので、
これがベストサイズ!!
ますます捨てられなくなりました(^^;)
重ねたバットの上の方に、糸をしごいて滴り落ちた糊をためて、
その糊をカップの中に返しながら使います。
そして糸立ては100円のカゴに編み棒を通したものです。
いろいろと試行錯誤した結果、この形に落ち着きました。
できた糸はこんな感じ。

1本ずつパラパラに仕上がっています。
これで手紡ぎの糸も経(たて)糸に使えるようになります。
07.26.2017
絹糸の機上げ
延ばし延ばしにしていた絹糸を整経しました。

細い絹糸を織るには、どの瞬間も緊張感があるので、
ちょっと覚悟が必要です(^^;)
今回は白一色の経糸です。
とはいえ、糸の種類は三種類で、ランダムな縞をつくっています。

自分で紡いだ糸も入れてあるので、最後まで切れないように
慎重に巻いていきます。
ここから、綜絖通し、筬通しをして、
無事に織り始めることができました。

緯糸はアカネで染めたピンク。
シルクのピンクのストールは、
お顔の色を明るくきれいに見せてくれるので、
人気の色です。
一番上の写真の奥に写っているのは、
卓上機にかけたカシミアです。
シルクは糸が細いし、夜などはとても目が疲れてしまうので、
息抜きにカシミアの綾織を同時に進めています。

ふんわり暖かい千鳥格子のミニマフラーです。
その他にも、ワークショップ用のサンプルを織ったりしているので、
ちょっと注意力散漫かなあ・・
でも「織り」に囲まれて、幸せな毎日です。
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