02.06.2015
1本糊付け
きのうとはうってかわって、とてもいいお天気の横浜です。

こちらは先日の渋谷西武のイベントのときに
会場で紡いでいたコチニールで染められた真綿です。
スピンドルは厚紙で手作りしたもの。
全長21cmほどの小さなものです。
シルクの糸を細く紡ぐので、これぐらい軽くないと糸が切れてしまいます。
スピンドルだろうと、紡毛機だろうと、
紡いだ糸は糊付けをしないと使えません。
今まではかせにした糸に糊をつけていましたが、
乾いたあとにどうしても糸同士がくっついてしまって、
糸を痛めてしまうことがよくあります。
紡ぎながら糊をつける方法も試してみました。
きれいな糊付きの糸ができるのですが、
糊がつきすぎて糸がかたくなってしまったのと、
紡毛機の金属部分がさびてきてしまいました。
1本糊付けという方法があるのは知っていましたが、
それにはお皿に小さなビーズのようなものがついている道具がいります。
なんとかそれに代わるものができないかと
頭の隅ですっと考えていました。
今回作ってみたのはこちら。


紡いだ糸のボビンとかせ上げ機の間に糊を入れた器を置きました。
この白い器、ぬか漬け用のホーロー容器についてきた水取り器で、
器自体に小さな穴があいています。
その穴を利用して、ワイヤーで作った糸通しを爪楊枝でつり下げました。
もう少し改良がいりそうですが、とりあえず使えそう。
結果は改めてお知らせしますね。
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